鎖国に陥っている長崎県の輸出の現状と課題/日銀レポート 減少の観光客入場者数

0211 04 1 - 鎖国に陥っている長崎県の輸出の現状と課題/日銀レポート 減少の観光客入場者数

鎖国に陥っている長崎県の輸出の現状と課題/日銀レポート 減少の観光客入場者数

日銀レポートによると、江戸時代の長崎は西洋との唯一の貿易窓口であったが、今の長崎は貿易窓口としての機能度は九州内他県と比較しても低いのが実情だとしている。

貨物コンテナによる輸出に関する九州7県の自県内港湾の利用率をみると、長崎が8.6%で最下位。コンテナの大半が、博多港や神戸港、伊万里港など県外から輸出されている実態を示した。

また、長崎空港国際線の貨物取扱量(2017年度)は52トンで、福岡空港(約3万トン)に遠く及ばず、後発で隣県の佐賀空港(1893トン)とも大きな開きが確認できた。

長崎県によると、せっかくの海上空港ながら長崎空港は、貨物専用機の発着はなく、貨物は全て上海行き旅客機(週2便)の空きスペースに載せて送る鮮魚だという。

九州7県で輸出された農林水産品の額を08~12年と、13~17年の年間平均で比較すると、長崎は▲7.2%減で、唯一減少している。

人口減少の激しい長崎県の経済活性化のためには、県外や海外の需要を取り込む必要がある。まずは、全国シェアが高く、豊富な水揚げを誇る魚介類を中心とした農林水産関連品が、需要地としての成長が著しいアジアに距離的に近いこともあり、成長が期待できる分野として考えられる。

ただ、農林水産関連品の輸出に当たっては、既存の県産品の認知度を向上させることに加え、需要地の嗜好やニーズを確りと調査し、生産者側には、それに合致する「質」と「量」を確保する必要がある。

また、「長崎」という世界的に有名な地域名を全ての産品に付けるといったネーミング上の工夫も考えられる。

さらに、貿易の玄関口として、

1、港湾や空港のインフラ整備、

2、生産地から港湾や空港までのアクセスの整備、

3、需要地に向けた航路・航空路の拡充も重要。

生鮮食料品を運ぶという面を捉えれば、わが国の西の端に位置するというハンディは、アジアに近いというメリットに変わる。

そのためにも、空港の24時間化を含め、需要地のニーズに合わせた物流体系の確立が急務。

いずれにしても、県外・海外から如何にして多くの人々に来ていただくか、県外・海外に如何にして、長崎県のモノを“輸出”するかが大切だと考えられる。

長崎県の景気を「緩やかな回復」から全国並みの「拡大」にステップアップさせるためは、「“鎖国”から“開国”へ」がキーワードになるのではないだろうかとしている。

以上、

 

日銀が指摘しているように、欧米など海外では、福岡を知らない人でも長崎を知る人は非常に多い。長崎という名だけでも「くまもんブランド」に匹敵するブランドを確立できると思うが・・・。

日本向けの地域ブランドと海外向けの統一ブランド化が必要だろう。

長崎県の経営は老朽化しており、粋の良い若い世代に変える必要もあろう。利権に乗ずる若年寄は最悪だが・・。

詳細は日銀レポートを

https://www3.boj.or.jp/nagasaki/img/190121yusyutu1.pdf

<減少の観光客入場者数>

隠れキリシタン遺産の来場者数は、昨年8月から12月の5ヶ月間では、50,277人が訪れ、うちグラバー邸の一角にある大浦天主堂が前年同期間比で20%以上増加し33,073人と全体の65.7%を占め、大浦天主堂以外は、前年同期間比で3倍近い17,204人が訪れている。

しかし、長崎県内の主要観光地の入場者数(日銀数値)で見ると、

17/10~12月は前年同期比で▲7.0%減

18/1~3月は▲2.8%減

4~6月は▲11.2%減

7~9月は▲7.5%減

10~12月は▲2.9%減

隠れキリシタン遺産観光地入場者数の増加とは裏腹に、県全体の観光客数は減少し続けている。隠れキリシタン遺産観光をほかの観光地と如何にリンクさせるかの具体的な方策とその実施が必要だろう。

こうしたことからも、観光行政のトップを粋の良い・若い人材に変えるべき代表的な例ではないだろうか。お座りは犬だけのはなし。

 

<↓長崎・出島と長崎空港(右)>
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Source: PRプレスリリース
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